パラカ(Palaka)は、ジャケットの生地の厚い綿素材として、1920年代に日系移民の間で流行した、デニム色(濃青色)もしくは、白色の厚手の綿に、格子状の縞模様(チェックのような模様)の生地のことです。
正確には、イギリスやアメリカの海兵がハワイに来た際によく着ていた、「チェック模様のついた、ゆるゆるの長袖の作業着」のことを指していました。しかし、「パラカ」という名前だけが徐々に独り歩きをし、生地の名前を指すようになったと言われています。
日系移民達は、パラカを和服の柄の「碁盤縞(ごばんじま)」に良く似ているところから、非常に好み、サトウキビ畑の作業着として、また浴衣としても愛着されました。