Illegal overthrow(不法な王政廃止)

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Liliuokalani.jpg 私たちがワールドフラカンファレンスに参加した際、2回ほど、Huaka’i(日本語で「遠足」)に出かけました。遠足先はオアフ全域。私が選んだのは、Fishpondと、Ka’ala Farmの2箇所。
私自身、感じたことが2つあります。
1つは、「今日の」Waikikiが特別なところであるこということ。
日本も同じような場所がたくさんあります。それは、大都市圏。東京や大阪という大きい都市の中にいると、そこで起こっている生活、特に便利さが当たり前のように感じます。催し物はすべてその中でやっています。
一方、地方の人間は、大都市に行かないとなかなか手に入らないものがあります。いまはインターネットが普及していますので、以前ほど不便に感じることはないかもしれませんが、それでも、不便を感じることがあります。
しかし、


大都市で過ごしているのは、日本の総人口のたった数割。
東京の人口は、1300万人。これは日本の人口のたった10%に過ぎない。
つまり、地方で住んでいる人のほうが、都市圏に住んでいる人よりも多いのです。
その便利さから、「地方に行って何かをする、ということをしなくなります。」
Keawahouの事務局は新潟にあります。ときどき問い合わせの中で、
「東京に住んでいます。私の住んでいる駅の近くでレッスンをやっていいませんか?」
という東京居住の人がいる半面、
「福島に住んでいますが、なんとしてもレッスンに参加したいのですが?」
という福島居住の人もいます。
東京から離れてみると、大都市の「特別さ」は、よくわかります。
いかにホノルルが人口が多い都市なのか。
しかし、実際のOahuは、自然溢れる豊かな大地そのもの。
ハワイ人のための時間が流れるPapa(父)そのものなのです。
その2。
その田舎地域に行くと、そこには、ハワイそのものがあって、決して作られた都市はない。
会う人会う人、ハワイの歴史の話になった際に口にする言葉。
「Illegal overthrow(不法な王政廃止)」
忘れもしない、1893年1月17日。リリウオカラニ女王に降りかかったアメリカの強引なハワイ王国の乗っ取り劇は、アメリカ政府も、1993年10月27日、正式に謝罪している。
しかし、ハワイ人忘れていない。
曰く
「アメリカが50州になろうと、ハワイ人にとっては全く関係ない。でもそんなことを今言ってもそれよりもこれからのことを考えたい。いずれ歴史は繰り返すのだから」
そう、歴史は繰り返す。つまり、戻る、ということ。
自然がECOという言葉で見直されている昨今。これから起こるべき社会は、どんな社会になるのでしょうか。