不思議なことに、ケアバホウに来るハウマナは、フラ経験者が多い。
今までのハラウをやめて、ここにやってくる。
辞めてくる理由はそれぞれ。
前のハラウで問題があって辞めるという人が多いですが、その根底には、フラをもっと学びたい、という人が圧倒的に多い。もちろん初心者の人もいます。
とはいえ、他を辞めた人ほど、ハウマナになったら、すぐにやめてしまう人もいます。でも、このごろは少ないかな。
フラの考え方、を、時にはクム・チャールズカウプから、また、私から伝えます。
なぜなら、もっとフラを知ってもらいたいからです。
日本であっても、ハワイであっても、考え方は同じです。振り付けを楽しむだけのフラであっても、それはそれで良しですが、私たちの考えているフラとは正反対です。
ハワイ語で、
`A`ohe i pau ka `ike i ka halau ho`okahi.
という言葉があります。(All knowledge is not contained in only one school)
1箇所の学校から全ての知識が学べるわけではない。
ということ。
私のハウマナにも言うことは、このハラウから学ぶものがなくなった時、学びを全うした時は、他のハラウに行って、学んでください。ということ。どこで何を学ぼうと、皆さんは自由です。どこに行ってもいいのです。
現在のところ、私のハラウの中で「自分でハラウを開きたい」という人は、まだ、いません。おそらく、フラは、振り付けだけでは、教えられないことを、理解しているから、と思います。
でも、もし、自分でハラウを開きたいなら、それも、全く問題ありませんし、それも全く良し。です。
フラを受け継いでいくために、その知識を共有するために、今出来ることは何かを考える。
今の自分の状態に満足をしないで、次のステップに進んでいく。これはKumuであってもOlapaであっても、その境遇は同じことです。
その過程のなかで、とりあえずは、同じハラウにいて、同じ船に乗っているのであれば、同じ考え、同じ方向性を向いているはずです。温度差があれば、船には乗せません。
多少の意見の相違はあっても、それは表面的なもの。心の奥底では必ずつながっている。そして、意見が分かれたら、Ho’oponoponoを通じて必ず答えを見つけます。
だって、家族なのですから。