フラとお金

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よくある質問のなかで、「フラはお金がかかりますか?」という質問があります。
このハラウの場合、大人の生徒で、必要な金額は、
・レッスン費(週3回で月6000円程度)、個別レッスン時の追加費なし。
・楽器代(フラで使う楽器、上達度に応じて実費。自分で用意しても可)
・被服代(パウスカート代、衣装代。布を用意し、自分で縫製)
・レイ代(野山から採取したり、自分で育てた葉を使用、お花屋さんで補填する場合あり)
です。
月6000円程度、負担のできない場合は、ハラウの活動に参加することはできません。
習い事には、最低限の金銭的な代償と、時間的な代償をを払う必要がある、ということを知っていただきたいからです。
代償を払うから、その元をとろうとしますし、やる気を発生させます。
逆に、多少の余裕がなければ、穏やかなフラの気持ちが相手に伝わりません。
この費用以外に掛かるお金は、自分自身の努力次第で解決できます。
その努力を惜しまなければ、きっと気持ちが穏やかになります。
クムが
「お金がたくさんあると、忠誠心が歪むから、ダメだ。」
といつも言っています。
先日日本に来てくれたときのこと、おもてなしのひとつとして、交通費やホテル代や飲食費を全てハラウで用意したのですが、本来は、これはいけないこと。とのこと。
すべてはシェアすること。なのだ。
「もし日本でワークショップをやったとしたとき、非常に高額なギャラを請求したとしたら、日本人は払うかもしれないけど、もらったほうは、完全にフラへの忠誠心が無くなる。
パーティだって、外に食べに行くのではなく、あくまで、ローカルフードをポットラックで十分。
それが一番のおもてなしなのだから。」
これを聴いた瞬間、完全に目からウロコ。我に返りました。自分がハワイに初めて引っ越したときのことを思い出しました。
おもてなし、とは、「接待」ではなく、シェアしている時間がある、ということなのだ。
そして、そんなことをいつも考えてくれる、すばらしいクムフラと出会い、一緒にハラウができることを、本当に心から幸せに感じている。

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