‘oli(オリ)を唱える。
フラができることに感謝をする祈り。
ハワイの神々に、自分自身のことをお願いをするお祈り。
自然に対して、その恵みに感謝をするお祈り。
そもそも、森羅万象のものに感謝をする考え方は、日本古来のものと同じ。
山の神、海の神。
畑の中や田んぼの端に鳥居が立っているのは、神に感謝をするためであり、
全ては自然の恵みに感謝をするという、神事といえる。
たとえば食事。
食べるのではなく「戴く」
その気持ちは、神道でなくても、日本の生活習慣そのものであり、民族性に由来している。
節分、ひなまつり、彼岸。
全てに感謝をもつ心。優しい心。
島国ならではの考え。恵みのもとに、愛と感謝の気持ちをもつ、「やさしいこころ」が持っているはず。
フラをする。私にとってのフラは、ハワイ人の民族観、宗教観を理解することにつながりる。
すなわち単なる「エクササイズ」ではない。
カヒコは格好がいい??? なんて、そんなことはない。
アウアナは楽しそう・・・ そんなことはない。
大切なのは、フラから湧き出てくる、メッセージ。
このチャントやこのメレが、あなたに、伝えたいことは何か。考える。
単に、少しぐらい振り付けがうまく踊れたからといって、それは振り付けの記憶力がいいだけで、イコール表現することにならないでしょう。
使ったティリーフやモンステラを、自分で育て、また収穫し、その恵みを感じながら、レイを作り、身に纏う。
その優しい気持ち、メレからあふれ出る気持ちと共に、表現していきたいです。